お薦めの逸品
想いのままに、染め、纏う 〜 渡辺雪三郎 監修 〜 色無地振袖『線描き牡丹』
オートクチュールデザイナー”渡辺雪三郎”氏が監修を務め完成した色無地振袖『線描き牡丹』をご紹介します。
渡辺雪三郎 監修:色無地振袖 - 線描き牡丹
価格:928,000円 *フルセット価格
<地紋で緻密に表現された重なる花弁>
別名「百花の王」と呼ばれ古来より親しまれてきた「牡丹」。
その歴史は古く、一説では奈良・東大寺を建立した事で知られる聖武天皇の時代(西暦700年頃)に原産地である唐(現 中国)から日本に渡来したと言われております。
「遣唐使」に代表される当時(西暦600〜900年頃)の国際交流を通し、唐をはじめとするアジア、そしてヨーロッパから日本に渡った文化や芸術工芸品は数多く、その後の日本の文化に多大な影響を及ぼし今日に至ります。
<大きく織り描くことで表現される華やかさ>
現代のデザインに見えるこの白生地の牡丹は、実は唐の時代に(西暦600〜900年頃)に実際に描かれた牡丹を基に、オートクチュールデザイナーの渡辺雪三郎が「着物として活きるテキスタイル - 白生地 - 」として新たに図案化したもの。そうしたデザインのエピソードからも古来より親しまれてきた牡丹という花の普遍的な美しさと魅力が伝わる。
<織りで表現される花弁の陰影>
<上品かつ嬉々とした開花の描写>
<繊細な織りだからこそ表現される「華やかさ」>
線で描く事により幾重にも重なる花弁の優美な曲線をより美しく表現し、浮き上がる地紋(織柄)自体に奥行きを持たせるなど、渡辺雪三郎のデザインセンスが際立つ仕上がり。実際に仕立てお召し頂いた「着姿」の美しさを追及した「エレガンス」の中に「伝統美」が伺える。
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選りすぐりの上質な絹糸で織り上げたこの白生地をお召しになられるお嬢様のお好みのお色にお染して「振袖」にお仕立て致します。
「無地の振袖」は元来着物が好きな方やこだわりのある方からお誂えご用命を頂戴してきた通好みのお召し物。友禅や絞りなど染柄が無い為、帯や帯締め、帯揚げなど小物の存在が一層際立ち、またお召しになられる方の個性が引き立たせるお着物となります。
<線描き牡丹でお仕立てしたお振袖をお召しになられたお嬢様>
『想いのままに、染め、纏う』
貴方だけの振袖、貴方だけのコーディネートで「一生に一度の二十歳のお祝い」をお楽しみください。
<当店でご用意した色見本。ここに無いお色もお染頂けます>
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<荒井呉服店の帯選びについて>
荒井呉服店では振袖と帯は二つで一つ、互いを彩り合う存在という考えから、提示している「フルセット価格」内でお客様にご満足頂ける「格の合う帯」をお選び頂けるよう品揃えご案内をしております。
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<古典文様に対する想い>
古く日本と唐が「遣唐使」を通して外交貿易を行なっていた時代(西暦630年〜)シルクロードを辿って日本に持ち込まれたユーラシア大陸各地の様々な貿易品や献上品にその意匠の源流がある「古典文様」は平安時代の貴族公家文化や室町時代から江戸時代にかけての武家文化を経て様々な変化を遂げ現代に伝わっている。1000年以上の長きにわたって育まれてきた伝統美はその普遍的な美しさで今も変わらぬ魅力を放ち、令和の世に生きる我々を魅了している。この「古典文様と伝統美」はこれからさらに時を経て人々の感性や美意識に変化が生まれたとしても全てが消える事はないであろうが、私ども荒井呉服店は「着物・和装」という衣装を通して少しでも多くの人にこの意匠の魅力を伝えていきたいと考えている。
「二十歳のお祝い」という特別な節目に伝統美に包まれた日本の伝統衣装を身に纏う。10年、20年、、と時を経て記念の写真を見返した時に「節目の思い出」が変わらぬ魅力を放つものであってほしい。そうした想いを込めて荒井呉服店では「古典文様の振袖」にこだわり品揃えをしている。
Photo&Text - Ryusuke Ishige / Iwata
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